前回までのお話で、育毛サプリのほとんどはOEMという話しをしましたが、一口に育毛サプリと言ってもダブルインパクトのように10,000円するものから、安いものだと3,000円ぐらいのものまでありますが、今回はなぜ安いものと高いものがあるかを紹介したいと思います。

主に価格決定の要因は、

1.原料費の価格
2.製造コスト
3.研究開発費
4.業者の取り分

の4つがあります。

1.原料費の価格

育毛サプリの価格を決定する要因で、1番影響が大きいものは原料費の価格です。育毛サプリの原料と言えば、ノコギリヤシ、ミレット、フィーバーフュー、亜鉛など色々ありますが、亜鉛とノコギリヤシの原料価格は、3倍程度相場が異なります。それに、同じ原料名でもグレードの高いものから低いものがあり、同じノコギリヤシでも高低差は2倍以上あります。

サプリの製造コスト(原価)は、原材料費+資材費+梱包費+製造コスト+運賃でできていますが、資材費、製造コスト、運賃はほぼ一定の数字です。もちろん、製造コストは製造量によって異なりますので、これは次の2.で紹介します。

従って原材料費以外はほとんどコストを削ることができませんので、必然的に原材料費のコストが価格に大きく影響をします。

私が商品開発職のサラリーマンをしていた時の手順としては、お客様指定の原料(ここではノコギリヤシとします)は、量を固定して、その他サブ原料の配合量を調整してコストを目標の数字にします。ほとんどの場合、希望価格よりも高くなるので、いかに原価を安くするかが、私の腕の見せどころでした。

だいたい3種類程度のバージョンで作りますが、お客様の希望価格が500円、550、600円など3種類ある場合は、それに応じて作るのでひどい時は原価だけで20種類作ることもありました(汗)

ちなみにそういうお客様ほど商品化しないことが多かったです・・・

話しを戻しますが、高額なサプリほど、高い原料が多く入っており、安いサプリほど高い原料が少なくなります。

よく原料の種類が多く入っているほど高級に感じますが、そういうサプリほど原料1つ1つの配合量は非常に少ないです(飲んでも意味がないレベルだと個人的に思っています)。

サプリの商品設計で面白い点は、いかようにも調整が効くので配合のパターンが何十種類と存在するので、そういった時ほど自分の経験を活かすチャンスでした。

2.製造コスト

製造コストはほとんど変わらないと言いましたが厳密に言えば、担当する製造工場ではコストが同じだけであって、これが会社が変わると大きく変化します。安いところと高いところでは、2倍の開きがあるかもしれません。私が勤めていた会社は中堅でしたので、大手と比較をすると1.2倍~1.5倍ほど製造コストが高かったと思います。

製造コストは1回の製造でどれだけの量を製造するかにもよって、差が大きくでます。例えば一日に10,000個分の製造キャバがある機械なのに3,000個分しか作らないとキャパを持て余すことになります。機械は毎日分解清掃を行いますので、この手間はどれだけ作ろうが変わりませんので、量が少なければ少ないほど、製造コストも高くなります。

そんな割高では製造側も得はしないので、外注で小規模な工場と契約をしており、小ロットの時は外注を行いお客様が納得いく価格で製造を行えるようにもしていました。

3.研究開発費

これは、独自の特許を取得している場合のみ適用になる価格で、市場に出回っている商品のほとんどには含まれません。研究開発というものは、時間もコストも人も必要になるために、商品開発までにかかったコストを上乗せして末端の商品価格を決めます。どれだけこのコストを乗せるかは、会社によって異なりますが、育毛サプリのダブルインパクトは30~60%ほど通常の商品よりも上乗せしているのではないか?と個人的に思っています。

これが仮に研究開発費がなければ、6,000円程度(現在の販売価格10,000円)じゃないかな?

このコストは研究開発型の企業にとっては必須ですし、付加価値もつくために、販売側としてはとても大事な項目になります。よくあるパターンは特許を取得していても特許外の商品仕様にして、特許商品に似たものを安い価格で販売してくる手法です。こんな方法が横行するのがサプリ業界なので、研究開発型の企業は特許などをしっかりと整備するために、余計に高い商品になります。

4.業者の取り分

サプリにおいての業者の取り分は、通販会社+OEM製造会社+原料会社の主に3社があります。ただし、有名な大手通販会社ほど中間コストを省くことが可能になりますので、その分安い価格で商品を販売できることになります。

一般的には、通販会社、OEM製造会社、原料会社がそれぞれ利益を取るために多少のコストは削れますが、各社の取り分は一定の割合を保たれますので、小~中の通販会社が作ったサプリはほぼ一定の割合で各社が利益を取るために、商品価格が高い傾向になります。

まとめ

●高いサプリの理由
・原材料費が高い原料を多く配合している
・小ロット製造
・各業者が利益をとっている

●安いサプリの理由
・高い原材料を配合している量が少ない
・大ロット製造
・中間コストを省いている

というようなことが理由でサプリの高い安いが出てきますが、大手通販であればあるほど、高い原料を多く配合したサプリでも、同業他社と比較して安い育毛サプリを販売することができます。

このようにサプリの商品価格を決定するのには複数の要因が絡んできますので、簡単には安い高いと同じ条件で比較できない点が、サプリ選びの面白みです。当サイトでは、詳細な解説をして、消費者のみなさまにわかりやすい紹介をしたいと思います。