健康に悪い代名詞として知られるタバコ。もちろん、髪の毛にも悪い影響を与えてしまいます。今回は、タバコと薄毛の関係について改めてご紹介しましょう。

薄毛の鍵となる有毒成分「ニコチン」

タバコを吸うことによる害は、これまでにもたくさん話題になってきました。

たとえば、肺がんになりやすくなる、気管の炎症や喘息(ぜんそく)を起こしやすくなるといった話が有名です。これらは、煙が肺や気管に直接ダメージを与えるために起こるものですね。

他にも、悪玉コレステロールが増える、血圧が上がる、血管の壁がもろくなるといった、体の内側への悪影響も無視できません。これらは、タバコに含まれる有毒な成分が体内へ吸収されることによって起こるものです。

そしてもちろん、タバコは薄毛とも深く関係しています。その原因となるのが、タバコに含まれる有毒物質の代表例、”ニコチン”です。

ニコチンが頭皮の血行不良を引き起こす

タバコのニコチンは、血行不良を引き起こして薄毛の原因になります。

タバコを吸ってニコチンが体内に入ると、まず交感神経が興奮します。交感神経が興奮すると、皮膚や頭皮を通っている細い血管がキュっと縮まります。このために、頭皮で血行不良が起こって、髪の毛が抜ける原因となるのです。

また、ニコチンによって血管が収縮すると、血液の流れが遅くなります。すると、中性脂肪やコレステロールの分解も遅くなり、血管の内側に悪玉コレステロールが溜まりやすくなります。悪玉コレステロールは、血管の壁にダメージを与えてボロボロにしたり、血管を詰まらせたりして、血行不良をさらに悪化させてしまいます。

ニコチンは、このようにあらゆる角度から頭皮の血行不良を引き起こして、薄毛を強力に進行させてしまいうのです。

1日20本吸う人は1年で7,300回も髪をいじめている!?

ニコチンによる細い血管の収縮は、タバコを吸うたびに毎回起こります。1日20本吸う人は1日20回、頭皮の血管をキュッと縮めて、髪の毛をいじめていることになります。

2日では40回、1週間では140回、1か月では600回、1年では7,300回も、髪の毛をいじめ続けていることになります。このままでは薄毛待ったなしの状態です。もちろん、タバコを吸わない人は0回です。ニコチンによる血管の収縮は起こりません。

あなたがもし喫煙者で、なおかつ薄毛を心配しているなら、すぐにタバコをやめることをおすすめします。

いかがでしたか。タバコは、健康にも髪の毛にも、百害あって一利なしというわけですね。薄毛が心配な方は、ぜひ禁煙を考えてみてはいかがでしょうか。