低刺激の育毛シャンプーに頼らなくてはいけない人たちが、一番気にしているのは洗浄成分。
このような人には、アミノ酸系がいいとどなたも声を揃えて言われます。

でも、洗浄効果を期待できないという不満の声もあります。
たしかに石油成分の高級アルコール系よりは洗浄力は落ちます。

そこで、「どこまで洗浄効果を求めたら、清潔でありながら、頭皮を傷めずにすむのか?」ということがわかればいいと思いませんか?

洗浄力にも優れてて低刺激な成分ってなかなかありません。
もしそういうものがあれば、かなり高価なシャンプーになりそうですし、また、現在の科学では非現実的な感じがします。

皮膚科専門医たちは、どの程度の洗浄で清潔であると考えているのかを調べてみました。

洗わないことよりも洗い過ぎのほうが有害

2007年ぐらいから「洗浄剤の使用は最低限に」と医師の間で言われるようになりました。
「洗浄剤はいらない、お湯だけでOK」という医師も少なくありません。

その理由

健康な皮膚(頭皮も皮膚の一部)の場合、皮膚常在菌の存在で皮脂は酸に分解されるため、常に弱酸性に保たれています。
従って、アルカリ性を好む有害な黄色ブドウ球菌などは住みにくい環境にあります。
健康な皮膚は分子量が大きいアレルギー誘発物質を通過できないようになっています。

つまり、皮膚常在菌や皮脂は皮膚のバリア機能を正常に保つためには欠かせない存在なのです。
強力な洗浄剤(界面活性剤)で洗うと、皮脂だけでなく皮膚常在菌までが落ちてしまいます。

その結果、保湿性が低下、皮膚が傷ついてアレルギーが出たり、細菌に感染しやすくなるというわけです。
日常的な汚れは、お湯だけで充分落ちると言われています。
タモリ氏の洗わない入浴法は、非常に有名ですよね。

皮膚のトラブルを抱えた人は洗浄剤を使用するように指導する医師もいる

アトピー性皮膚炎など皮膚のトラブルを抱えた人は皮膚が傷ついているため、汚れが健康な皮膚の人よりもつきやすく、細菌も皮下に浸透しやすくなっています。

従って、そのような皮膚の場合は、しっかり洗浄剤で洗い、すぐに保湿剤で皮膚の保護をするべきという考えの医師も多くいます。

皮膚のトラブルを持った皮膚についた有害菌は、お湯だけでは落ちにくいと……。一方で健康な皮膚の人ほど、お湯だけでも十分に汚れが落ちるというわけです。

これらの医師たちの考えを土台に、敏感肌の人が使用する育毛シャンプーを考えてみましょう

育毛シャンプーの界面活性剤はアミノ酸系で十分

低刺激シャンプー以外では、皮膚のトラブルに見舞われる敏感肌の人は皮膚のバリア機能が低下しています。
つまり、細菌や汚れがつきやすいと考えます。

また、AGA発症、進行している人は過剰な男性ホルモンのため、通常よりも皮脂の分泌が多くなっていて、汚れやすくなっています。
とはいえ、低刺激シャンプーしか使用できない敏感肌の人は、洗浄力の強い育毛シャンプーを使えません。
そして、洗い過ぎは皮膚のバリア機能を低下させます。

通常の汚れはお湯だけでも落ちるという医師の意見も含めて考えると、皮脂を落とし過ぎず、ある程度の洗浄力を持つアミノ酸系界面活性剤が入った育毛シャンプーが敏感肌の人におすすめです。