髪のおしゃれを楽しむために欠かせないカラーリングやパーマ。しかし、薬剤を毛髪に浸透させる方法は、髪の表面や内部を傷つけ、髪質を悪くさせてしまいます。今回は、カラーリングやパーマが髪へ与えるダメージについてお話しましょう。

ダメージの程度は方法によって違う

カラーリングやパーマは、髪の表面や内部に薬剤を浸透させて効果を得る方法です。そのため、毛髪の薬剤が染み込む部分は少なからずダメージを受けます。

しかしながら、カラーリングとパーマ、またカラーリングの種類によって、毛髪のダメージの受け方には若干の違いがありますが、カラーリングよりパーマの方が、ダメージが大きくなります。

カラーリングによるダメージ

カラーリングには、一度染めたら色落ちしないヘアカラー、洗うごとに少しずつ色が落ちていくヘアマニキュア、一度洗えば完全に落ちてしまうヘアスプレーの3種類があります。

一般に、ヘアカラーのダメージがもっとも大きく、ヘアスプレーのダメージがもっとも小さくなります。

ヘアカラー

毛髪の表面から内側にかけて薬剤を浸透させるため、カラーリングの中では、もっとも髪へのダメージの大きい方法です。

ヘアカラーを繰り返すと、表面のキューティクル層から内側のコステックス層まで全てがダメージを受けます。中でも表面のキューティクス層は、はがれたり、逆立ったりして激しく傷つき、手触りのパサパサした指通りの悪い髪質になりやすくなります。

とくにブリーチは、毛髪内部のメラニンを破壊して脱色するため、繰り返し行うと毛髪内部が空洞化して、枝毛や切れ毛が増える原因となります。

ヘアマニキュア

ヘアカラーより色が落ちやすいヘアマニキュアは、主に毛髪の表面から少し内側の部分に作用する薬剤です。そのため、髪に与えるダメージはやや少なくなります。また、中には、毛髪の表面をコーティングしてキューティクルを守る成分が入っているものもあります。

しかし、頭皮にかかったり、毛穴に詰まったりすると、新しい髪が生えるのを邪魔するため、頭皮にかかり過ぎないように注意しましょう。もしかかったら、しっかりと洗い流すようにしましょう。

ヘアスプレー

ヘアスプレーは、毛髪の表面に染料を付着させるのみで、毛髪自体に薬剤を浸透させるものではありません。そのため、毛髪自体にほとんどダメージは与えません。その反面、他のカラーリング方法に比べて格段に落ちやすく、雨や汗でも流れ落ちてしまいます。

一方で、ヘアマニキュアと同じく頭皮や毛穴にとってはダメージのもとになるため、頭皮に直接スプレーがかからないように注意しましょう。

パーマによるダメージ

パーマは、タンパク質どうしの結合を切った上で再結合させる必要があるため、薬剤を毛髪内部にしっかり浸透させなければならず、毛髪へのダメージはとても大きくなります。ヘアカラーのダメージが主に毛髪の表面で大きかったのに対し、パーマは、毛髪の内部まで大きなダメージを与えます。

また、細い髪の人では、ダメージが大きくなりやすい傾向があります。したがって、パーマを繰り返し行うときは、髪質や傷みの状況をチェックして、回数を調整するなど考えるのが望ましいでしょう。

いかがでしたか。髪質が悪い状態でカラーリングやパーマを繰り返すことは、髪をダメにしてしまうことにつながります。十分に注意して、ケアを怠らないようにしましょう。