夏といっても、昨今の暑さは尋常ではありません。
若くても熱中症で倒れる、最悪の場合、死亡するということが現実に起きています。

異常な猛暑の中を潜り抜けるためには、何といっても水分摂取が不可欠。
ましてや、炭酸飲料であれば、最高―!って感じです。

猛暑時に飲むスポーツ飲料や炭酸飲料などは、口当たりがよくつい飲み過ぎてしまいます。

今回のテーマの「ペットボトル症候群は薄毛にも悪影響が?」ですが、結論を言うと、「悪影響あり」ということになります。

では、どうしてペットボトル症候群が薄毛に悪影響を与えてしまうのか?

ペットボトル症候群とはどんな病気?

この病気は特に若者たちの間で発症し始めました。

急激に高血糖になり、糖尿病と同じ症状を呈する若者たちの共通点がペットボトルの糖分の多い清涼飲料水を飲んでいるということに聖マリアンナ医科大学の研究班が気付いて、「ペットボトル症候群」という病名を着けました。

このペットボトル症候群の状態を専門的にいうと、ケトアシドーシス状態ということです。

ケトアシドーシス状態とはどういう状態なのでしょうか?

血液の中にケトン体があふれ、酸性域に傾くことを言います。
ケトン体とは脂肪が代謝され、分解されてできた物質のことです。

糖分の多い飲料水を飲むと、高血糖になりますが、インスリンの働きで血糖を下げ、血糖をコントロールしようとします。
ところが、飲み続けて高血糖状態が続くと、インスリンが不足します。

そのため、高血糖の正体であるブドウ糖をエネルギーに変えることができず、渋々、脂肪をエネルギーに変えます。
このように脂肪の代謝が進むことでケトン体が増え、その結果、血液が酸性に傾くわけです。
ペットボトル症候群はこのような状況下で起きてきます。

ペットボトル症候群による高血糖が育毛・発毛に悪影響

どのような形で症状が進行するのでしょうか?

糖分の多い飲料水の多飲を続ける高血糖になるため、尿量が増加脱水症状体内の水分、血液の量が減少口が渇く吐き気、腹痛、意識レベルの低下などペットボトル症候群の症状が出現します。

上記のような過程を辿るわけですが、どの過程を見てもペットボトル症候群は、育毛・発毛に悪影響を及ぼすことが一目瞭然ですよね。

例えば、脱水症状が起きるなどの症状が出た場合、血液は濃くなっています。血液の流れも滞ります。
育毛・発毛に血行不良はNGです。

また、全身の脱水症状のため、当然、髪の毛も水分が減少し、ツヤや潤いが無くなってきます

糖化という現象が薄毛を起こさせる

糖化、AGEという言葉をご存知ですか?

この二つの言葉を理解すると、さらにペットボトル症候群と薄毛のつながりがわかってきます。

糖化とは、体内にあるたん白質が血液の中の過剰な、あるいは余分なブドウ糖と結合することです。

次のAGEですが、AGEは「終末糖化産物」というもので、体には有害な物質と考えられています。
たん白質と血液中の余分なブドウ糖が結合し、体温で加熱され、生成された物質がAGEなのです。

このAGEの蓄積が多い場所にその弊害が出てきます。
血管であれば、心筋梗塞、血栓症などの循環器系疾患、目であれば白内障、肌であればシミやシワ……などなど。
とにかく全身、たん白質でできているので、色んな病気、老化を発生させます。

頭皮や髪の毛ももちろん、たん白質です。
糖分の多い清涼飲料水の飲み過ぎでできた余分なブドウ糖とくっつき、AGEができてしまい、薄毛を進行させてしまいます。

糖化を起こさせるものはペットボトル症候群だけでない!

清涼飲料水はあまり飲まないという人でも、甘い物や炭水化物を摂り過ぎていれば、糖化を起こしやすくなります。

というわけでペットボトル症候群は、育毛や発毛を妨げる要因になります。

飲み物の種類を必要に応じて使い分けよう

暑い夏には水分補給が必要です。

喉が渇いただけであれば、お茶や水と言ったカロリー、糖分が低いものを。

スポーツや体を動かしたときには、塩分が必要になりますので、ナトリウムが入ったスポーツドリンクを。

甘い炭酸飲料はとても美味しいのですが、先述のようにペットボトル症候群の可能性がありますので、なるべく少なめにして、お茶や水と組み合わせて上手に水分補給をして下さいね。