古来より漢方薬として重宝されてきた「なまこ」。有効成分のサポニンは、体の外側と内側の両面から髪にとってプラスに働くことが期待されます。また、最新の研究でIGF-1を増やすことがわかってきました。

今回は、なまこと育毛の関係についてご紹介しましょう。

漢方薬からシャンプーまでなまこが活躍!

やや見た目のグロテスクさから、人によって好みが真っ二つに分かれる「なまこ」ですが、古来より日本や中国では、虫を下したり、痰を出しやすくしたりする漢方薬として使われてきた歴史があります。

最近では、乾燥なまこの粉末を使って作られた石鹸やシャンプーなども登場しており、「肌に良い」、「髪に良い」と人気を博しています。

このようななまこの効能の秘密は、なまこにたくさん含まれている「サポニン」という成分にあるようです。

界面活性作用を持つサポニン

サポニンは、さまざまな植物に含まれている天然の界面活性成分です。日本でも、とくにムクロジの果皮を石鹸や洗剤として利用していた、という記録が残っているようで、現在のような合成界面活性剤が登場する以前は、比較的メジャーな洗浄成分だったようです。

なまこ石鹸やなまこシャンプーは、なまこ粉末に含まれるサポニンをメインの界面活性剤として利用した製品です。

サポニンの界面活性力は、大手メーカーのシャンプーに使われている高級アルコール系の合成界面活性剤(ラウリル硫酸Naなど)と比べるとかなりマイルドです。そのため、適度な洗浄力と低刺激を兼ね備えた、頭皮や髪にやさしいシャンプーを作ることができるのです。

口から摂取しても健康効果を発揮!

また、サポニンは、口から摂取しても、多くの健康効果を発揮します。

血糖値の上昇を緩やかにして糖尿病を予防する、コレステロールを下げて血液をサラサラにするなど体の内側からも作用を発揮することが分かっており、薬としてサポニンを利用しようという研究も行われています。
参考:http://lpi.oregonstate.edu/sp-su98/saponins.html

このような、体の内側からの健康効果、とくに血液をサラサラにして血行を促進する働きは、髪の成長に必要な栄養が頭皮に十分送られるのを助けます。なまこは、食材として食べることでも、間接的に育毛に良い効果を発揮する、というわけですね。

最新の研究でIGF-1を増加することがわかってきた

なまこは、コラーゲンやヒアルロン酸が豊富なことでも有名です。実は、なまこに含まれるコラーゲンやヒアルロン酸は体内で消化されると、知覚神経を刺激することがわかりました。

これらの成分を多く含むなまこを食べると、全身でIGF-1が増加することもわかったのです。(薄毛の食卓 岡嶋研二より)このIGF-1は育毛サプリのダブルインパクトで有名な新しい育毛理論です。

いかがでしたか。秋から冬の寒い時期にかけてのみ(北海道では1年中)、スーパーに並んでいるなまこ。この機会に、なまこを育毛生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。