育毛サプリと呼ばれるものは、たくさんあります。私も全てを知っているわけではありませんが、50種類以上は確実にあると思います。今回は、似た育毛サプリが多い理由を紹介したいと思います。

育毛サプリの95%以上はOEM品

100%と断定しても良いのですが、絶対というわけではないので、育毛サプリの95%以上はOEMだと思います。だから、似たような商品が乱立し玉石混淆状態になります。

育毛関連の、育毛剤、育毛サプリ、育毛シャンプーをメインに売っているメーカーはけっこうありますが、自社で製造を行っている会社を私は知りません。基本的にサプリのほとんどはOEMで製造されています。

このカテゴリーの第2話や3話でも説明したので、OEMの詳細は省きますが、日本国内にあるサプリのほとんどがOEMで作られています。サプリの面白いとこは、他社の製品をパクっても問題にならないとこです。むしろ、サプリの商品開発は特定のターゲット商品を競合に立てて、その商品よりも良い商品を開発することがほとんです。

正直に申しますと私もかなりの商品をパクって商品設計を行っていました。パクるという言葉ですと誤解を招きますが、良い所を真似て悪い所(欠点)を新商品で補うという表現が正確だと思います。

似た商品が多いのは、サプリメントで特許を取得することが難しいから

サプリメントというのは医薬品と違って、正直効果が曖昧です。また、医薬品と違い効果を保証するものではなく、あくまでも栄養食品というカテゴリーになります。例えば、育毛サプリで爆発的なヒット商品が出たとしたら、半年もすればあっという間に類似商品が他社から発売されます。

これを防ぐ方法は特許を取得するしかありませんが、サプリメントの配合特許を取得するのは大手企業でしかできません。なぜなら、特許取得のために莫大な費用と時間がかかります。

サプリは商品開発がスタートして、最短で三ヶ月で発売することができます。反対に特許を取得しようと思うと、最低でも半年~1年は時間がかかります。その間、商品を販売できませんので、販売会社としては商機を逃すことになります。サプリは商機が長く続くものではありません。どちらかというと旬に左右されます。その旬を逃すと売れないなんてこともよくあります。

また、明確な効果が得られない限り特許の取得もできませんので、特許を取得できるかできないかわからない商品に、時間と人材、費用をかける企業はほとんどありませんし、中小企業ならなおさら無理な話です。

原料レベルで特許取得はたくさんある

サプリでの特許取得を配合レベル前提で話しをしてきましたが、これが反対に単一の原料レベルでの話になると特許取得品は数が多いわけではありませんが、そこそこ出てきます。ただし、この原料を独占販売できるわけではありません。原料は原料メーカーが基本的に全てのOEM会社に供給が可能なために、結局、OEM品として類似商品が簡単に作られてしまいます。

だから、特許取得と言っても、「原料が特許を取得している」「原料をオリジナル配合し特許を取得」しているでは雲泥の差があると言えます。

育毛サプリで「原料をオリジナル配合し特許を取得」しているのは、ダブルインパクトだけだと思います。私も特許内容を詳しく読んでいませんが、おそらくカプサイシンとイソフラボンの配合割合を広い数字で特許取得しているために、他社が類似のOEM品を作れないようになっていると思われます。

実際に、カプサイシンとイソフラボンを配合している育毛サプリはダブルインパクト以外でも少しずつ出てきていますが、そのほとんどの商品が非常に少量配合しているだけの全く意味がない商品になっていると推測されます。

これはまさに特許の恩恵で、パクリが横行しているサプリ業界では、配合での特許を取得すると独占市場になる可能性がありますが、他の育毛サプリも順調に売れている状況を知っている身としては、コンプレックス商売は当たる大きい市場だと改めて思っています。