育毛剤、育毛サプリ共に商品の販売ページを見てみると、たくさんの研究データが掲載されており、これは効果がありそうだ!と思うことが多いと思います。今回は、そんな研究データの正しい見方を紹介したいと思います。

信頼できる研究データの順番とは?

研究データで1番大切なものは、「対象物」です。対象が人なのか?動物なのか?それとも試験管内での細胞レベルでの研究なのかで、信頼性が大きく異なってきます。

臨床試験(人)> ラット、マウ>in vitro(試験官内)の順で信頼性が高いです。僕は、学生時代バイオサイエンスを専攻していたので、in vitro=試験内での研究を数多く経験したことがありますが、ラットやマウス、そして人を対象とした研究は実施をしたことがありません。

臨床試験は人を対象とした研究なので、とにかく研究コストが非常に高いです。臨床試験でも、色々な方法がありますが、1番有名なのが、ダブルブラインドテスト(二重盲検法)という方法です。

ダブルブラインドテストとは、被検者を2つのグループに分け,一方のグループには試験薬を,他方のグループには,外見や味が同じで,薬効と無関係なプラシーボ (偽薬) を与え,どちらのグループにどの薬を与えたかは,医師,被検者ともにわからないようにしておき,結果を推計学的に判定する方法のことです。

ただし、サプリレベルでこの方法で研究することはほとんどありません。仮にあったとしても、とても少ない人数での研究になると思います。

次に、ラットや動物を対象とした研究です。後で解説をしますが、試験管内での研究で上手くいったとしても、実際の生き物で同じように上手くいくとは限らないために、人で試験をする前にラットやマウスといったもので、研究を行います。

そして、1番簡易的な研究がin vitroで試験管内で細胞を培養したりします。これのメリットは、低コストで小規模で行うことができるのがメリットです。ここでの研究結果が良いものであれば、動物試験に進めることになります。

注意が必要な研究データ

具体名を出した方がわかりやすいので具体的に商品名を出しますが、リアップ(ミノキシジル含有)は、その他の育毛剤とよく比較されます。なぜかというと世界で1番有名な育毛剤なので、そのりリアップよりも良い結果が出れば、それだけで育毛剤をよりアピールすることができるからです。

ただし、注意をして欲しいポイントがあります。それは、リアップは万能薬ではないということです。リアップは血流を良くして育毛を行うために、例えば5「αリダクターゼの阻害」効果はありません。もし、仮に5αリダクターゼの阻害で、リアップと比較すれば、どの育毛剤でも良い結果が出るのが当然です。

各研究メーカーもその点は当然のごとく認識をしているので「5αリダクターゼ」で比較をすることはありませんが、それでもリアップの効果として弱い研究データと比較をする可能性は十分にあります。

まとめ

このように一言で研究データと言っても種類がありますので、データがあるからすごい!とは思わないようにして下さい。今後もサイト内では研究データの評価なども明確にしてわかりやすいようにしていきたいと思います。