「タマネギを食べると血液がサラサラになる」という話を聞いたことはありませんか?この話、決してデタラメではなく、タマネギに含まれる抗酸化成分、ケルセチンが活躍してくれるおかげなのです。今回は、タマネギの抗酸化成分「ケルセチン」と育毛の関係についてご紹介しましょう。

動脈硬化は、頭皮の血行不良を招くことで、育毛に悪い影響を与える

その前にまず、動脈硬化が育毛に与える悪い影響についてお話しさせてください。

動脈硬化とは、傷んだ血管の壁で炎症が起こって、そこにかさぶたができたような状態だと思ってください。かさぶたは、血管の内側に膨らんでできるため、血液の流れを邪魔してしまいます。こうした状況は、細い血管、とくに頭皮を走る毛細血管で起こりやすく、頭皮の血行不良の原因になります。

頭皮で血行不良が起こると、髪に必要な栄養素が毛根に十分届かなくなり、髪の成長を邪魔してしまいます。このような理由で、動脈硬化は、育毛に悪い影響を与えるというわけです。

そして、この動脈硬化は、活性酸素によって悪玉コレステロールが酸化されると、よりいっそう起こりやすくなります。このことをよく覚えておいてください。

ケルセチンの抗酸化作用が頭皮の血行不良を防ぐ

ここでようやくケルセチンの登場です。ケルセチンは、ポリフェノールの仲間であり、強力な抗酸化作用を持った成分です。そのため、体の中で、活性酸素を除去してくれる働きがあります。

活性酸素が、悪玉コレステロールを酸化することで、動脈硬化が起こりやすくなることは、すでにお話しました。この流れを止めてくれるのがケルセチンなのです。ケルセチンは、強力な抗酸化作用で活性酸素を取り除くことで、動脈硬化が起こるのを食い止めて、頭皮で血行不良が起こらないようにしてくれるのです。

つまり、ケルセチンは、頭皮の血行不良を防ぐことで、育毛に良い働きする、というわけですね。

ケルセチンはタマネギの「皮」に多い

ケルセチンは、タマネギの中でも、とくに茶色の皮に多く含まれています

そのため、効率的にケルセチンを摂取するためには、タマネギの皮からケルセチンを煮出してあげるのが効果的です。

たとえば、カレーやシチュー、肉じゃがなどを煮込む時に、タマネギの皮も一緒に入れて煮込みます。こうすることで、ケルセチンがスープの中に溶け出すため、皮に含まれるケルセチンを無駄なく摂取することができます。

ぜひお試しください。

いかがでしたか。ケルセチンは、タマネギのほか、リンゴやブドウ、ブロッコリーやお茶っ葉にも多く含まれています。毎日の食習慣にケルセチンを取り入れて、育毛習慣をサポートしてみてはいかがでしょうか。